倉井の策略!?

なんか ちょっと おもいついたことなどを かくのです。

21世紀の世界と日本

国防問題の現象学的考察? -理想を掲げて現実と向き合う-

今週の日曜礼拝のテーマは「国防について」。マイケル・サンデルの議論をふまえながら、志願兵制と徴兵制のそれぞれの正当性の根拠(とされる根本仮説)を確認し、その上で、聖書に基づく真の平和を打ちたてることの可能性について学びあい、また、考えさせ…

実体化起源の難問~二項対立図式の超克~

大東亜-太平洋戦争で日本が主張した「東亜の解放、人種差別の撤廃」は、けっきょくのところ「西洋/東洋」や「白人/有色人種」といった対立項を実体化し、それを単純にひっくり返すという発想である。その志は高く買うけど、二十一世紀のいま、それを批判的…

人文学の論理

松岡正剛が内村鑑三を語っている。途中から新渡戸稲造や野口雨情の話題にも広がっていって、ものすごく納得させられた。 「亡びゆく者、敗れた者、棄てられた者のために祈ること」は大切なことだし、それを忘れたら人文学はそれこそ実学重視の風潮のまえに亡…

グローバルに、ナショナルに。-帝国主義者の悲しみ-

東京ディズニーリゾートに行ってきた。 もともと、ぼくはグローバリズムに対して批判的な立場を採っていたので、ディズニーやハリウッド映画、あるいは、マクドナルドやスターバックスのようなファストフード文化に至るまでを“食わず嫌い”していた時期があっ…

真正の友愛外交 -日本列島にNATOの軍事基地を!-

外交戦略において、「中国につくか、アメリカにつくか?」というのは、今後の日本のあり方を考える上で、避けてとおれないテーマです。 ぼくは文学研究が専門なので、じぶんの興味・関心に比較的近い“思想・文化の歴史的な流れ”に関連づけて考えてみます。 …

福岡藩士の精神(上)~郵政改革と玄洋社~

ときには時事問題にからめて、アクチュアルな政治について語るとしよう。とはいうものの、ぼくは“政局”だとか「参議院で過半数が云々」だとかいう話にはまったく疎いので、近代日本の歴史にからめた文化史的な観点から、“現代”を読み解く視座を求めることと…

外国人参政権。止めるのは、国民新党。

※注意※ 国民新党は、すでに「所属議員全員が外国人参政権付与に反対」の方針で動いています。無差別なメールやFAXは業務の妨げになりますので、できればお控えください。 抗議・陳情・嫌がらせは、民主党その他“外参権に賛成している勢力”に集中していた…

キリスト教に基づく教育

博士後期課程の入試へむけて、万一のために併願も考えておかなくてはならないのだが、いま併願対象として考えている立教大学の学風・建学の精神がすばらしい。いや、あまりにもすばらしすぎる。 立教の建学の精神は、「キリスト教に基づく教育」というコトバ…

【雑誌評】『表現者』五月号を読んで

本日、『表現者』五月号を書店で購入いたしました☆ 以下の文章は、編集委員代表をおつとめになっている富岡幸一郎先生(文芸評論家)のブログに書き込もうと思ったコメントなのですが、書いているうちにやたら長く(富岡先生の記事本文より長い!)なってし…

地球寒冷化と「新冷戦」-偏在化する暴力の時代へ向けて-

mixiニュースでこんな記事をみた。 ■ロシア強硬姿勢「新冷戦」の危機…グルジア紛争 (読売新聞 - 08月28日 02:00) http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=590328&media_id=20 何とも、おっかない見出しである。とはいえ、今度の冷戦がかつてのような二極対立の…

憲法九条の可能性 01 ――非武装時代という理想主義――

序文でも触れたが、筆者は必ずしも憲法九条を“不磨の大典”とは見做していない。成立史を詳細に紐解けば、それが占領統治という外圧による代物に他ならないことは明らかである。従って、将来的にはこれを改正し、日本が自立自尊の構えを取り戻すことを、筆者は…

いま敢えて、九条保持を主張する。

?H2>■はじめに■ 21世紀を迎えた現代にあって、憲法改正はかつてないほどの現実味を帯びつつある。これは国内世論の変化のみならず、国際情勢の変化(…具体的には、ポスト冷戦、アメリカによるグローバリズム、それに対する反抗として全世界に波及するテロ…