倉井の策略!?

なんか ちょっと おもいついたことなどを かくのです。

2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

物語のデザイン力 ~文学と政治~

ぼくが〈文学〉に賭けているのは、その“物語をデザインする力”においてである。これは、狭義の文学=近代社会に規定された小説という制度にとどまらず、日常的な言語の運用から、ひいては政治的言説に至るまで、あらゆる言語活動の局面にかかわっている。

実体化起源の難問~二項対立図式の超克~

大東亜-太平洋戦争で日本が主張した「東亜の解放、人種差別の撤廃」は、けっきょくのところ「西洋/東洋」や「白人/有色人種」といった対立項を実体化し、それを単純にひっくり返すという発想である。その志は高く買うけど、二十一世紀のいま、それを批判的…

ネット依存度と速読力の相関性について

しばらくのあいだ、“読書を離れてインターネットの言説空間を漂う生活”に慣れきっていたけど、「それではダメだ」と思い、ここ数日は、ムリにでも本を開いて読んでいる。おどろいたことに、以前より「速読力」と「要約力」が格段に上がっていることが実感で…

人文学の論理

松岡正剛が内村鑑三を語っている。途中から新渡戸稲造や野口雨情の話題にも広がっていって、ものすごく納得させられた。 「亡びゆく者、敗れた者、棄てられた者のために祈ること」は大切なことだし、それを忘れたら人文学はそれこそ実学重視の風潮のまえに亡…

“唯心的な傾向”への目醒め

眠れない真夜中の25時、ぼくが14歳の頃に経験した"唯心的な傾向"への目覚めについて考えていた。 もっとも、ぼくの"唯心的な傾向"は、もっとずっと幼い頃からの性質かもしれない。生まれて初めて観た映画が『ラビリンス-魔王の迷宮-』で、幼少期からずっ…

社会運動と恋愛

八月のある日、TVで加藤登紀子の特集をやっていた。旦那さんが学生運動のリーダーだったということは、初めて知った。西部邁の奥さんもそうだけど、政治犯として捕われた恋人をあくまでも思慕しつづける「一途さ」が、あの熱情的な運動を裏側で支えていたのだ…

対症療法

早稲田大学の学会に顔を出す予定だったのに、体調不良で出かけられず。。ここ数年はずっとこんな調子で、「あらかじめ立てたスケジュールの半分をこなす」ことができれば、まだ調子のいいほうだと言える。……ということで、あしたからは、「これまでの2倍の…

北朝鮮の韓国砲撃、今後どうなる?

今回の砲撃事件にともなって凍結された朝鮮学校の無償化手続き、即刻再開するか、できないのであれば、「どのような理由で凍結したのか」について、政府は、きちんと説明責任を果たすべきではないでしょうか。 無償化そのものの是非については議論が分かれる…

Pro Deo et Patria -神と世界のために-

この地上でのぼくのミッションは“Pro Deo et Patria”(ラテン語で「神と世界のために」)という言葉に集約される。立教大学のテーゼと同じ。学問・芸術の両面で、日本の歴史・伝統・文化を大切に守りながら、普遍的な神の正義を讃えることが、ぼくの義務であり…

国籍=天の国

じぶんの国籍なんてほとんど意識しないけど、「この世界には、言語・宗教・国籍によって互いに殺し合わなくてはならない人たちもいる」ことを想起すると、「じぶんが日本人であるとはどういうことか」、より具体的には、「ぼくが誰かを殺さずに済んでいるとはどう…

8月15日の日記

今朝のTLを確認していると、靖国神社へ参拝なさる方、千鳥ケ淵の追悼式典に出席なさる方がおおぜいいるようだ。ぼくはプロテスタンティズム的に「好きなとき・好きな場所で祈ればいい」と思ってしまうけど、やはり、過去を想起し、記憶を忘れさせないための「痕…

8月14日の日記

あしたは敗戦の日です。アジア全域を覆った悲しみに、つかのまの終止符が打たれた日です。もちろん、朝鮮、ベトナム、イラク、アフガンと、悲しみの歴史は現在までつづいています。どうか、われわれ一人ひとりの問題として、平和の大切さを想い、救いと希望…

文武両道、「学問と芸術の両立」

文武両道、「学問と芸術の両立」は、言うは易しいが、実践するのは困難である。まずもって睡眠時間を削らねばならぬ。。 そういえば、「学問をやっている」というだけで、「こいつは小さいころから優等生で、傷ついたことのないエリートで、自己顕示欲が強く…

globe と nation についての考察

globeのファンの一人がこんなことを言うのも変だけど、global(=普遍性)という意味合いのユニット名がヒットチャートを独占し、一世を風靡しということじたい、90年代日本のひとつの典型をあらわしているような気がする。 当然、グローバリズムが自己目…

音楽と奉仕

2010年のサマソニ出演バンド投票、第一位は創価学会の所属グループ。いわゆる「組織票」の問題だが、「共同体のなかで見初めた人たちを育み、外の世界へと送りだしていく」という発想はまちがってない。保守陣営やキリスト教界も芸術情宣のあり方をよく考え…

神の高笑い-保守主義とテロルへの渇望-

ぼくの政治的スタンスは「保守主義」(=特定の理論や枠組みを妄信せず、歴史のなかで継承されてきた良識や価値観に委ねることによって「漸進的な改革」を進めていく立場)なのだが、一方で、既成の社会制度に盲従せず、現状を打破するための「テロルへの渇…

学問で「つきぬける」

真正面に突き抜けようとすると風圧が強い。「学問する」のは好きだが、「勉強させられる」のは嫌いだった。「文学する」のは好きだが、「国語をやらされる」のは嫌いだった。といっても理解してくれる人は少ない。 ぼくは、「一生あそびたおす」つもりでやっ…

かむたんのマイリスト

これまでに公開した音楽作品の一覧です。現時点では、初音ミク関連が5曲(そのうち、オリジナルが3曲、カバー曲が1曲、日本鬼子のイメージPV曲が1曲)、インスト作品が2曲になります。