倉井の策略!?

なんか ちょっと おもいついたことなどを かくのです。

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評】西條剛央『構造構成主義とは何か -次世代人間科学の原理-』(北大路書房)

人間科学の領域における専門分化によって引き起こされた「信念対立」を克服するためのメタ理論(原理)を提示する書。フッサール-竹田青嗣の現象学的思考法とソシュール-池田清彦の構造主義科学論をもとに、ロムバッハの構造存在論もふまえ、実在論でもなく…

【書評】西部邁『知性の構造』(HARUKI BOOKS)

20世紀末、知識人が存在感を失っていく「多数派の専制」の絶望において精神の平衡を維持するためのロジックを提示する書。「真理への渇望」の構造化と、その方法としての「言葉」。細分化=専門分化の陥穽を克服するために、西部は言語論的な構えを重視する…