2006-04-26 新文学の方向 文学史・近代 #小説 ?H5>■翻訳小説■ 開国の波で翻訳がさかんに。 ○『花柳春話』――リットン・著(織田純一郎・訳) ○『西国立志篇』――スマイルズ・著(中村敬宇・訳)←小説ではない。 ?H5>■政治小説■ 明治10年代、自由民権運動の影響下に生まれる。→民権思想、政治の理想が語られる。 ○『経国美談』――矢野龍渓 ○『佳人之奇遇』――東海散士 ○『雪中梅』――末広鉄腸 ストーリー:自由民権の理想を抱く主人公が、彼に同情する美女と辛苦の末に結ばれる。 ……なんだか、ウルトラの父とウルトラの母のラブロマンスみたいだねぇ。 しかし、小説が社会的関心にこたえる読みものとして書かれた点に注意。←重要! 近代文学前夜へ戻る