倉井の策略!?

なんか ちょっと おもいついたことなどを かくのです。

中井洽議員の秋篠宮殿下にたいする「暴言」について



 中井 洽(なかい ひろし、1942年6月10日 - )は、日本の政治家。衆議院議員(11期)。父は元衆議院議員中井徳次郎
国家公安委員会委員長(第81・82代)、内閣府特命担当大臣(防災担当)、民社党副委員長、法務大臣(第54代)、自由党副代表、民主党副代表などを歴任した。

Wikipediaより引用)

11月29日に行われた国会開設120周年の記念式典の折、民主党の中井洽議員が秋篠宮ご夫妻に対して「暴言」を吐き、この発言をうけて、自由民主党みんなの党たちあがれ日本の野党三党が、懲罰同義を発動するというさわぎになっています。

ぼく自身の見方としては、「そんなに大騒ぎすることではない」と考えています。その理由としては、まず、「皇族に暴言を吐けるような国会議員は日本には存在しない」と考えられるからです。

日本国の国体は、「立憲君主制に基づく議会制民主主義」を採用しており、議会の構成員たる国会議員になるということは、国会の開会・閉会、あるいは解散を執り行う主体としての立憲君主すなわち天皇の権威を認めることになります。(例外的に、日本共産党のばあいは、天皇御臨席の式典をボイコットすることによって、政党=言論団体としての論理的首尾一貫性を確保しています)。

したがって、「今回の式典に参加していた国会議員」は、基本的には、すべて「皇室の権威を認めている人々」であると考えられます。となれば、中井議員の「暴言」とされる発言も、真意は別のところにあると考えたほうがよさそうです。

すでに中井議員本人も釈明しているように、「本来は着席することになっていたんだ」から、殿下にそのことをお伝えしたほうがいいのではないか?ということを隣の議員と話し合ったというのが、納得できる説明だと思います。

むろん、事前に組まれた「式次第」は、「式典が滞りなく進行すること」を目的として、“さしあたり組まれた予定表”にすぎません。ですから、「ゼッタイに式次第のとおりにやらなくてはならない」ということではなくて、「どうすれば式典が滞りなく進行するか」を、参加者一人ひとりがリアルタイムで考えることが大切なのだと思います。

中井議員としては、予定と異なる進行によって大切な式典がぐずつくことを心配して、周囲の議員と相談したのではないでしょうか。

一方、(殿下の心中を推し量ることは畏れ多いことですが)、秋篠宮殿下としては「陛下をお迎えするのに着席するのは適切ではない」と、その場で判断なさったのでしょう。その結果、5分間、総員起立してのお迎えという状況が生まれたわけです。

今回の“式次第になかった状況”は、秋篠宮殿下、中井議員の双方が、「どうすれば式典が滞りなく進行するか」をリアルタイムで考え・行動していた結果として生じてしまった“ゆらぎ”であって、それを批判するのは筋違いであると考えます。