倉井の策略!?

なんか ちょっと おもいついたことなどを かくのです。

【初音ミク】『牽牛星』【オリジナル】



七夕の伝説をモチーフにしながら、「じぶんなりの解釈」も加えつつ、一つの音楽作品に仕上げてみました。

【楽曲・挿画についての情報】

Composed, Written, and Arranged by Kamuya Kurai
 Illustrated by entropy 616ピアプロより) 



或る年のことです。ひこ星さまは、国司(=地方の政治にかかわる官吏)として赴任なさった銀河系周縁部の惑星で、一人の少女と出逢いました。彼女の名前は織り姫。運命によって引き合わされた二人は、やがて、引力で曳かれあうかのように、お互いを求め、愛しあいます。

ところが、そのことを知った帝は、ひこ星に帰朝(=都へ帰ること)をお命じになりました。じつは、織り姫は、「朝廷に敵対し、亡ぼされた勢力=地方豪族の末裔」であり、帝に仕えるひこ星にとっては、「決して恋に落ちてはならない存在」だったのです。

禁断の恋。運命に翻弄される二人の想い。一人残された少女の悲痛が、何万光年のへだたりを越えて、ぼくたちの許に届きます。

きっと、ひこ星の許にも届くことを祈って、……