外来魚は「悪」なのか?-生物多様性と国民国家-
天皇陛下は11日に大津市の琵琶湖であった「第27回全国豊かな海づくり大会」の式典あいさつで、
自分が皇太子時代に米国から持ち帰った外来魚のブルーギルが
琵琶湖の生態系を脅かしていることに触れ、「心を痛めています」と述べた。
自分が皇太子時代に米国から持ち帰った外来魚のブルーギルが
琵琶湖の生態系を脅かしていることに触れ、「心を痛めています」と述べた。
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日本の伝統的風景を思い出してみるといい。
あるいはまた、「田んぼの畦道にウシガエル」。これもなるほど風情がある。
ところが、ウシガエルの出自はアメリカである。
こいつの餌として輸入されたアメリカザリガニも、いまでは日本の風物詩の一部となりつつある。
ところが、ウシガエルの出自はアメリカである。
こいつの餌として輸入されたアメリカザリガニも、いまでは日本の風物詩の一部となりつつある。
外来種の危険性を訴える気持ちは分かるのだが、
それらはほとんど科学的根拠に根ざしていない感情論に過ぎない気がする。
「ブルーギルを駆除!!」「ブラックバスを根絶!!」と主張する一方で、
なぜモンシロチョウは不問に付すのか。どうして弥生人は生きてて良いのか。
それらはほとんど科学的根拠に根ざしていない感情論に過ぎない気がする。
「ブルーギルを駆除!!」「ブラックバスを根絶!!」と主張する一方で、
なぜモンシロチョウは不問に付すのか。どうして弥生人は生きてて良いのか。