倉井の策略!?

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「小説はどこまで構想しうるのか、しえないのか」 芥川賞受賞作家による講演会

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本日(4/28)は、早稲田大学小野梓記念講堂におきまして、
芥川賞作家の奥泉光さん、保坂和志さんによる講演会が行われました。

 
 「小説はどこまで構想しうるのか、しえないのか」
 芥川賞受賞作家による講演会

今回の講演は、
早稲田大学創立125周年
●文学学術院、文化構想学部、文学部の新規創設
●雑誌「早稲田文学」第10次創刊
以上の三つを記念して行われたものです。

創立125周年の今年は、「第二の建学」の年と位置づけられ、
様々な改革、様々な催し事が行われています。

これまでの第一文学部、第二文学部(夜間)が改組され、
それぞれ文学部、文化構想学部として再スタートしました。
それに大学院文学研究科を加えて、
二学部、一研究科を統合する組織として、文学学術院ができました。


早稲田文学」も生まれ変わります。
今度はフリーペーパーではなく、正真正銘の雑誌に戻ります。
5月1日発売です。


さて、講演内容は、実作者ならではの本質的なお話でした。
まず、小説を書く際の原動力を「想像力」と「構想力」の二つに因数分解して、
両者のせめぎ合いが大切なのだと仰いました。

想像力は、内面から外界への解放。
構想力は、外界を内面化する秩序化。
相反するこのふたつが有機的に結合してこそ、
優れた文学作品が結晶するのです。

有意義な講演でした。