宣言一つ -昭和の日を迎えて-
昭和の日、心よりお祝い申し上げます。
東洋が、西欧列強の文明と植民地主義に翻弄されていた時代、
大隈重信が目指したのは、精神的独立でした。
國家存亡の急に際して、必要とされるは"個の確立"に他なりません。
大隈の精神を、僕は一人の憂国者として継承したいと思っています。
大隈重信が目指したのは、精神的独立でした。
國家存亡の急に際して、必要とされるは"個の確立"に他なりません。
大隈の精神を、僕は一人の憂国者として継承したいと思っています。
僕なりの解釈で云えば、「神」とは即ち「正義」です。
真正保守派としての確たる気概を堅持せんがために、
僕は、自らの精神的主柱に「神」の一語を据えたいと思います。
混迷たる時代に、敢えて「正義」を主張したく思います。
真正保守派としての確たる気概を堅持せんがために、
僕は、自らの精神的主柱に「神」の一語を据えたいと思います。
混迷たる時代に、敢えて「正義」を主張したく思います。
眞理は神のものなり、
是れ必しも國の為に宣ぶべきものにあらず、
吾人若し國を救い得ずんば努めて眞理を救はんのみ、
眞理を保存して國家は亡るも復た起り、
眞理を放棄して國家は栄えて終に死す、
世の國を思うものは國家に対するもより多く
眞理に対して忠実なるを要す。
(『内村鑑三随筆集』 神-真理-より)
是れ必しも國の為に宣ぶべきものにあらず、
吾人若し國を救い得ずんば努めて眞理を救はんのみ、
眞理を保存して國家は亡るも復た起り、
眞理を放棄して國家は栄えて終に死す、
世の國を思うものは國家に対するもより多く
眞理に対して忠実なるを要す。
(『内村鑑三随筆集』 神-真理-より)